女性スタッフのみで構成される美容室のルール化について

女性スタッフのみで構成される美容室のルール化について

美容室の現場のスタッフ(特に女性スタッフ)視点では「日常が円滑に回るか?」が重要視されます。

 

人間関係のいざこざが原因で仕事がやりにくかったり、最悪、離職の火種になる可能性もあります。

 

お客様対応に影響が及べば、もちろん数字も上がりにくくなりますよね。

 

・スタッフ間の雰囲気が良くない

・決まったスタッフから意見が上がってくる

・これからスタッフを増やす

 

こんな状況の方は、ルール化に取り組む良いタイミングです。

 

店内のルール化2つのポイント

スタッフ間が円滑になる様に店内をルール化する際は、

 

①共通の基準を作り、理由を説明する

②決まったのスタッフの意見を反映しない

 

この2つを重要視しています。

 

①共通の基準を作り、理由を説明する

この部分では、現場責任者も含めた各自の感覚やさじ加減ではなく、分かりやすい行動基準を標準化します。

 

例えば、「手が空いたら掃除をする」というルール

この場合「手が空く」の基準が

 

・カラーの放置中を「手が空いている」

・カラーの放置中は「入客している」

・入客が終わったら休憩時間

 

このように、過去の美容室の習慣や能力、価値観によって異なります。

 

ルール化を行う目的として、「誰かがやりにくい現場にならない様に(理由)、自分の価値観よりお店のルールを基準にする」といった説明が必要です。

 

②決まったスタッフの意見を反映しない

仮に「こうあるべき(お客様のために)」という自分の主張する人がいた場合、一度検討してルールを統一、もしくは変えないのであればその理由を説明し、決まったスタッフの意見を直接反映する事は避けます。

 

この理由は、決まったスタッフが主導権(決定権)を持たない様にする為です。

 

決まったスタッフの意見を反映した場合、数字や運営に直接関わる経営判断にも意見を上げる可能性があり、お互いにとってストレスを生む環境になる事があります。

 

この理由から、店長や幹部など、組織の意思決定に関わる人以外は全員フラットな状況にしておきます。

 

ちなみに、うちのサロンの場合はルール以外の事を自主的に行う場合は周りに強要しない(自己責任、自己完結)というルールもあり、個人の価値観が組織の基準にならない工夫をしています。

 

スタッフの意見が気になる時

特に現場でスタッフと一緒に過ごす場合は、スタッフの意見が気になる事があります。

特に、付き合いの長いスタッフがいる場合です。

 

この時に注意すべき点は「質問(疑問)」と「意見」の違いです。

 

・スタッフは「守られたい」立場→目の前の不安

・経営者は「変えたい」立場→将来の不安

 

上記の違いで行動の根本が異なります。

 

スタッフの口から出る言葉には「目の前に何かしらの不安がある」と、捉えておく必要があります。

 

経営者の自分ルール

経営者とスタッフの距離感を適正に保つには、まず経営者自身のルールを決めておく必要があります。

 

・LINEで説明しにくい場合は直接話す

・言葉で説明しにくい場合は資料を作る

・感情的になった場合は、距離感を見直す

 

など、説明、確認、回答を冷静に行う為の「自分ルール」を作る事で上手くいきます。

 

経営者とスタッフで求める状況や目指す景色が異なる為、スタッフを説得しようとしても平行線を辿ります。

 

経営側としてスタッフにやって欲しい事があれば、その内容が実行される事を最優先に考えるのがオススメです。

 

スタッフに対して説得をしようとする方も多い印象ですが、最も必要なのは理由の説明と、あなたの組織に属する事でスタッフ自身にメリットがある状況が前提になります。

 

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