美容師さんの価値観や接客と、お客様の心理
おはようございます。坂本です。
ここ最近私のサロンでは、通常の美容室メニューのお客様が育毛コースを購入するケースが目立ちます。
専門用語では”アップセル”と言いますよね。
アップセルの一種ではありますが、月に15000円のコースなので、美容室メニューと合わせると数字(LTV)は2倍以上になります。
対象となるのは”薄毛で悩む方”ではなく
”薄毛への不安を抱える方”です。
美容師さんの視点とお客様の心理の違い
美容師さんの視点では
・見た感じで薄毛の方=発毛、育毛
・髪がダメージしている方=トリートメント
といった形で、主観的にお客様に必要な対策をご提案する事が多いと感じます。
しかし、本当に”欲しい”と思っている方の属性は美容師さんの主観と異なる場合があります。
見た感じで薄毛の方でも、そこまで悩んでいない方には発毛、育毛は押し売りになります。
同様に、髪がいくら傷んでいても、そこまで気にしていない方にはトリートメントが押し売りになります。
逆に、お客様から
「最近抜け毛が気になります」
「この先不安になります」
という言葉が出てきた場合、美容師さんから見て問題ない場合
「全然大丈夫ですよ〜!」
といった(勇気づける?)対応をする事があるかと思います。
実は、これもお客様のご要望に応えられていません。
見た感じで大丈夫そうであっても、お客様の中には「不安」「悩み」が存在し、そこにサービスの需要があります。
他の人にはわからない、その方だけの「不安」や「悩み」に応える事ができるか?
”数字”の根っこにあるのはこの1点だと思っています。
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36歳で神奈川県から長野県松本市へ移住し美容室を開業
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