美容室を開業して最初のスタッフ雇用と現在の共通点
- 2023.02.23
- スタッフマネジメントと求人
- マネジメント, 美容師求人, 雇用
美容業界で「スタッフの雇用が課題」と言われ始めてからしばらく経ちます。
私が業界に入った約20年前と比べると、業界内が大きく変化しました。
私は、36歳でのUターン開業でしたので、開業したエリアには美容師さんの知り合いがいない状態でした。
しかし、その様な状況でも開業から1年経つ頃に採用のコストがかからない状態で1人目のスタッフを雇用することができました。
1人目のスタッフを雇用した時に取り組んだ事
スタッフの雇用を考えた時にまず思い浮かんだ対策は
- 求人フリーペーパー
- ホットペッパー求人
- ハローワーク
- indeed
この4つでした。
一通り取り掛かろうかと考えていた時に、ふと頭をよぎったのは、「まずブログを書いてみよう」という事でした。
集客の分野では、店のこだわりなど、発信内容に反応するお客様が優良顧客となります。
同様に「自分が考える雇用のあり方や美容師の働き方などを書く事で、反応する美容師さんがいるかも知れない」と考えました。
記事公開から1週間での問い合わせ
当初は、記事を書いてみたものの、ブログ自体を見つけてもらう対策は全くしていませんでした。
このままでは誰の目にも止まらないだろうと思い、Googleの広告を出稿する事にしました。
2017年当時、Google広告を出しているサロンが同じエリアに少なかった事から、集客の目的で運用していましたが、そのまま求人にも当てはめてみました。
「試しにやるだけやってみよう」という簡単な気持ちで始めましたが、結果、記事公開から1週間で問い合わせが来るという驚きの結果につながりました。
単なる偶然も行動の結果
この話をすると、よく「たまたまでしょ」と言われます。
確かに偶然かもしれません。
しかし、ブログを書いて露出を試みなければ、この結果には繋がっていませんでした。
2人目のスタッフを雇用した際は、より情報を多く掲載できる自社求人サイトやポータルサイトにバリエーションを増やしましたが、行動としては最初のスタッフ雇用の時と同じく「待遇の提示」よりも「考え方の発信」です。
このように、最初はたまたま出た結果に対して、質と量をブラッシュアップしました。
考え方を発信する事の重要性
今回のお話は「ブログを書けば求人がくる」と言いたいわけではありません。
- なぜ、最初のスタッフが問い合わせをしてくれたのか?
- ブログ記事のどんな内容に興味を持ってくれたのか?
- 他に同じ様な悩みを抱えた方がいるのではないか?
など、結果が出た要因を考えつつ、発信内容のブラッシュアップ、発信媒体の強化(露出)に取り組む事が重要だという事です。
初めて雇用に踏み切った2018年から2022年時点で17名の問い合わせがあり、考え方や方向性の合うスタッフを雇用し、4席のサロンは満席になりました。
ここ最近は、ご家族の転勤などで2名離職しましたが、その代わりに2名同時に雇用できています。
雇用する立場になって実感した事
いくら経営者自身が素晴らしい考え方や理念を持っていたとしても、そのエリアの美容師さんがその考えに触れることができなければ意味がありません。
実際に雇用する事になれば、雇用したスタッフの人生も背負うことになりますし、経営を続けていく上では「どんなスタッフに働いてもらうか」がとても重要にもなります。
経営側とスタッフ側の方向性に合っていると、お互いに生産的な時間を過ごすことができます。
私はたまたま良いスタッフに恵まれましたが、共通点としては「考え方に共感して問い合わせしてきてくれた」という事です。
どの求人媒体を使うべきか?という事も重要ですが、まず、経営者自身の考え方を発信するスタンスが必要ではないでしょうか。
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ポータルサイトや自社サイトの集客、幹細胞培養液メニューに取り組みながら地方で強い1店舗を築く。
開業2年でコンサル活動を開始。メルマガ配信は通算400通、セミナー活動、メニュー作りサポート、個別サポートを合わせ、20サロンのサポートを行う。
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