一人開業した美容室をスタッフに任せたその後

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2023年12月に長野県の店舗のサロンワークを完全にゼロにし、神奈川県に拠点を移しました。

これで、一人で立ち上げた長野の店舗はスタッフ4名に任せる形になりました。

地方へのUターン、お客様のいない状況での開業でしたが、「スタッフに任せる店舗を作る」というコンセプトの元、メニュー設定やリピート、集客、そして、求人とマネジメントに取り組みました。

ゼロイチという事もあり、全てが順調だったわけではありませんが、その都度改善策を見出しながら完成した店舗です。

現場を任せた後の数字

その後、2024年2月の数字としては、

設定に到達したスタッフが2名

〈加入2年の30歳女性スタッフ〉

・技術売上83万（税抜）

・次回予約91%

・勤務時間174時間（8時間/日）

・総支給33万（時給換算1900円）

〈加入3年の46歳女性スタッフ〉

・技術売上79万（税抜）

・次回予約73％

・勤務時間145時間（6.5時間/日）

・総支給31万（時給換算2100円）

これから設定に到達するスタッフ2名

〈加入10ヶ月の正社員女性スタッフ〉

・技術売上69万（税抜）

・次回予約96%

〈加入４ヶ月パートスタッフ（4月から正社員）〉

・売上35万（税抜）

・次回予約94%

商品、チケット販売を合わせると総売上で約390万の着地になりました。

家賃10万の4席店舗の2月の数字としては、予想よりも良い結果でした。

任せた後の店舗の管理

「スタッフだけに任せる店舗」というテーマで取り組む過程で最も重要視したのは、マネジメントが最低限で済む形です。

店舗のある長野県と神奈川県は距離がありますが、私自身はLINEの報告に対してスタンプを押し、指示に対しては的確に動いて頂ける組織になりました。

目指したのは”崩れにくい”組織

先ほどの売上を見て分かる様に、そこまで飛び抜けて売上は高くなく、ズバ抜けて高い給料でもありません。

ただし、時給換算した場合、美容業界の外を見たとしても、”30〜40代女性の正社員の時給水準”は超えています。

自分自身が目指した「離職しにくく、調和の取れた組織」が形になったと思いますが、カギになる要素としては

お客様への価値提供であるメニュー設定（単価、時間単価）やリピートの仕組み

美容師さんへの価値提供である価値観の発信（求人）、加入したスタッフのセットアップ、雇用環境の実現です。

目指す数字や状況を実現するには、一つ一つのノウハウの解釈と落とし込み方が全てだと思っています。

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• 客単価が10000円にとどかず、新規リピート率も50%以下
• 雇用したスタッフに週休2日あげられない
• つい、目先の売上を追って営業時間外の予約も受けてしまう
• 家族との時間を犠牲にしている
• 現在1人営業でこれからスタッフを雇用したい
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坂本 ヒロキ

36歳で神奈川県から長野県松本市へ移住し美容室を開業

客単価7000円アップ、スタッフを雇用しながら7%だった次回予約を80%超えに改善。

ポータルサイトや自社サイトの集客、幹細胞培養液メニューに取り組みながら地方で強い1店舗を築く。

開業２年でコンサル活動を開始。メルマガ配信は通算400通、セミナー活動、メニュー作りサポート、個別サポートを合わせ、20サロンのサポートを行う。