美容室のマニュアル化とスタッフ求人

美容室のマニュアル化とスタッフ求人

2020.6.25

 

おはようございます。坂本です。

 

スタッフ産休に伴う仕組み化の記事では、スタッフ(人)よりお店にお客様を集める理由として、働くスタッフを女性美容師に絞り、30代以降のキャリア形成への取り組みについて解説しました。

 

今日は、その為に取り組んだ内容を3つ解説します。

 

具体的には

 

・メニュー数を減らす

・システムと接客マニュアル作成と落とし込み

・これらを求めるお客様への情報発信

 

上記の3つです。

 

客単価の高いメニューに絞る事で、個人差のない状態はになります。

 

そして、カラー+カット+トリートメントなどの「メニュー」でお客様を集めるのではなく、お店の特徴に対してお客様を集めます。

 

私の店舗の場合は

 

・20代後半〜40代女性スタイリストが担当

・半個室、マンツーマンで

・悩みに寄り添うスタンスの接客

 

この辺りがウリなので、その内容を求めるお客様を集め、スタッフに提供をしてもらいます。

 

しかし、仕組みやマニュアルばかりでは、個性が無くなってつまらいのでは?と感じる方もいるかも知れません。

 

スタッフにも説明するマニュアル化の仕組みと意図

私自身は、個性はお店単位で作っていけば良いという考えを持っています。

 

トヨタの車が欲しくて、トヨタに行けば、トヨタの営業さんがトヨタのクルマを紹介してくれますが、こんなイメージに近いです。

 

この場合、最初からトヨタ車が欲しいので、売れる確率は高いですよね。

 

ウリが明確でない美容室は、ザックリ車を販売しているイメージです。

 

軽自動車、乗用車、スポーツカー、中古車、クラッシックカーなど、売りたい車を営業マンに任せている形になります。

 

「俺はバイクを売りたい」という個性派もいたりします。

 

お客様も、何となく車が欲しいだけの人が来店する為、提供する商品にミスマッチが起こり、リピート率が下がるのを防ぐ為です。

 

そして、それを提供するスタッフも、うちの店の商品を提供したい人(その理由が強い人)を集めています。

 

スタッフ求人と集客で共通する重要ポイント

まず、スタッフ雇用にあたり、対象となる美容師像を決める必要があります。

 

集客に置き換えてみると、例えば「30代女性を集客」というだけでは対象が大きすぎます。

 

・30代の専業主婦なのか

・30代のOLなのか

・30代のお勤め主婦なのか

 

さらに、

 

・縮毛矯正をかけているのか

・白髪を気にしているのか

・誰に、どう見られたいのか

・何歳の子供がいるのか

 

など、詳しく設定して情報発信しないと、メッセージがボヤけてしまい集客にはつながりません。

 

これは、ペルソナ設定と呼ばれています。

 

求人に関しても同じように

 

・女性美容師募集

・パート美容師募集

 

このような情報発信だけでは問合せにつながりません。

 

他がマネできない程の好待遇が実現できれば集まるかもしれませんが、待遇だけで比較すると上には上がいますし、実際雇用した後に経営を圧迫してしまっては元も子もありません。

 

好待遇への努力はしていくべきですが、まずは、あなたが提供できる事や考え方、コンセプトへ共感してもらう事が最優先です。

 

そして、情報発信の際には、上記の様な細かい情報が載せられる媒体を使う必要があります。

 

欲しい人材から求人の問合せをもらうには

求人の情報を発信する際に重要なのが、媒体選びです。

 

これも、集客と同じ考え方になりますが、多くの情報を伝えるには制限の無い媒体を使う必要があります。

 

文字数や写真の枚数、動画の数、リンクなど、他社媒体では制限が多くなります。

 

求人専用サイトを作っておくと、対象となる美容師さんが欲しい情報をたくさん載せる事ができます。

 

・何となく待遇が良さそうだから問合せをした

・サイトやブログでオーナーの考え方に共感して問合せをした

 

この2つの違いが

 

・サロンの雰囲気

・マニュアルの落とし込み

・スタッフの成果

・離職率

 

上記、採用後の重要な内容に影響してきます。

サロンにとっては死活問題ばかりですよね。

 

採用の際の面接も重要ですが、問合せの時点でどんな情報を提供出来ているかが重要になります。

 

求人で困っている場合、何となく応募してきた人を雇用していまい、後で上手くいかなくなるケースもあります。

 

大型店や、これまでの美容業界では、スタッフの入れ替わりが激しい状況もありましたが、これからの個人店ではそうはいきません。

 

たった1人の雇用で店の経営が傾く事もあり得ます。

 

この辺りも、美容師として雇われていた時の感覚を捨てなければならない要素ではないでしょうか?

 

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