トップスタイリストでなくてもリピート率が上がる方法
美容室は顧客と美容師が組織から離れなければ必ず伸びていくビジネスです。
その為には、スタッフがお客様をリピートさせる事ができなければなりません。
美容師として優秀なスタッフであれば、何も言わなくても高いリピート率を維持できますが、優秀なスタッフは組織から離れる確率も高くなります。
そこで必要なのは、技術が優秀なトップスタイリストではないスタッフのリピート率を上げる事です。
なぜなら、スタッフとして働く美容師が、オーナー美容師のようなトップスタイリストではない場合の方が多いからです。
つまり、美容師個人の能力を仕組みで底上げする事が必要になります。
今回はその中の一つの要素である”接客”についてです。
トップスタイリストとの違い
何も言わずに売れる”トップスタイリスト”と、そうでないスタイリストの違いの一つにヒアリング力があります。
例えば
「1cm切りたい」
「前髪を作りたい」
「色を明るくしたい」
この様なお客様の表面的な要望に対して、トップスタイリストは自然とその理由まで聞き出す事ができます。
お客様にとっては、その理由を聞いてもらえた事によって「私のことをわかってくれている」という信頼が生まれます。
しかし、リピート率が上がらないスタイリストはそれができていない事が多々あります。
・技術的に自信がなく、注意深く聞く余裕がない
・お客様の言うことを叶える事が一番の目的になってしまう
・予測する余裕、能力がまだない
この様な原因があります。
これが、技術力の差よりも大きなリピート率の差になります。
トップスタイリストでない美容師がリピート率を伸ばすコツ
トップスタイリストでないスタイリストがヒアリングの力を伸ばすには、なぜ、お客様がそう言ったのかという顧客心理を実際に書く仕組みが効果的です。
実際にカウンセリング時のシートやカルテに”お客様の要望”に加えて、”カウンセリング時や施術中に聞き出したその理由”を書く欄を作るようにします。
そして、カルテやカウンセリングシートの欄を全部埋めるルールを徹底すれば、お客様の要望とその理由を話題の中心とした接客に自然となっていきます。
こういった接客が自然とできている上での世間話はOKですが、そうでない場合はリピート率には直結しにくくなります。
美容室の接客は、お客さんと喋る事が目的ではなく、リピートに繋げるのが目的です。
この様な方法を取ると、スタッフ自身がしっかり考えてヒアリングを取り入れた接客ができる様になります。
優秀なトップスタイリストは独立の可能性が高く、個人能力に依存する事で経営が傾くことがあります。
この事から、組織としては、実力は”そこそこ”の美容師であれば結果が出せる仕組みを考えていく必要があると感じています。
今回はその一例ですが、ぜひ参考にしてみてください。
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