年末に「売上」の増減や他サロンとの比較で一喜一憂する必要がない3つの理由

年末に「売上」の増減や他サロンとの比較で一喜一憂する必要がない3つの理由

店舗を運営していて常に追う数字の一つに「売上」があります。

月末や年末になると、一つの区切りとして売上の数字が出てきます。

 

特に、年末は1年の締めくくりにもなり、美容室にとっては繁忙期ですので売上額を意識する事が多くなります。

 

しかし、売上の金額が先月より上がった(下がった)、昨年より上がった(下がった)など、その増減に一喜一憂する必要はありません。

 

また、他のサロンの売上や数字と自分のサロンの数字を比較する必要も一切ありません。

 

売上の大きさを気にする必要がない理由

売上の増減に一喜一憂する必要が無い理由としては、「売上」だけでは測れない事が重要だからです。

その一つに「利益」があります。

 

先日、あるステーキチェーン店で665億円の売上に対し、最終損益が25億円の赤字というニュースが流れていました。

 

売上が665億円と聞くとすごい数字に見えますが、25億円の赤字となると全く良い成績ではありません。

 

美容室の場合でも「売上の大きさ」よりも、営業利益や最終利益がどのくらいであるかを見る必要があります。

 

例えば、売上が昨年対比を割ってしまったとしても、利益額が昨対120%であれば経営改善は上手くいっているという判断になります。

 

さらに

Aサロン:売上500万円で利益50万円

Bサロン:売上300万で利益150万円

美容室の規模売上はA店の方が大きいですが、経営の成績はB店の方がはるかに優れています。

 

売上を構成する要素が重要

経営者の目的を達成する為には、売上を構成する要素に注目する必要があります。

 

例えば、経営者が現場を抜けるのが目的である場合

 

Aサロン:売上500万円

オーナー+アシスタント2人で300万円

他にスタイリスト3人で200万円

 

Bサロン:売上300

オーナー50

他にスタイリスト2人で250

 

上記2サロンを比較すると、現場を抜ける為の仕組み化としては、売上の少ないB店の方が進んでいることになります。

 

また、スタッフの働く環境を整えるのが経営の目的の一つである場合

 

A:スタッフの休みは店舗の定休日のみ、時間外の予約も受けて出た300万円の売上

B:スタッフが年間120日の休みを取り、労働時間が8時間で出た300万円の売上

 

同じ300万円の売上でも、この2つの経営内容は全く異なります。

 

たとえ、現在のスタッフが嫌な顔をせずに働いてくれているとしても、単に嫌な顔を見せないだけの可能性もあります。

 

また、今いるスタッフがたまたま優秀なだけで、これから新しく入るスタッフがそうであるとは限りません。

 

スタッフが活躍する仕組みを作りたい場合、現存のスタッフに依存する要素も排除する必要があります。

 

これも、売上の大きさとイコールにならない要素です。

 

現在の「売上」はプロセスの一部

このように、「売上」の数字は、今現在経営を通して取り組んでいる内容を測る一つのものさしにすぎません。

 

つまり、結果でもあり、プロセスでもあるということです。

 

現在の売上の大小よりも、経営者であるあなたの目的を達成する為の道のりを辿る事ができているかどうかが重要です。

 

それこそが、経営の動機であるべきで、やりがいにもつながるはずです。

 

冒頭にあったように、

・売上が先月より上がった(下がった)

・売上が昨年より上がった(下がった)

・他のサロンの数字と比較する

 

このような事で一喜一憂するのではなく、

 

・経営を通してどんな事を実現したいのか

・それに対して対策や行動ができているかどうか

・目指したい方向性で進んでどんな結果が出ているか

 

このようなポイントからブレる事なく来年も進んでいきましょう。

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