美容室でファン客がどんどん増える「口コミ」をもらうコツ
美容室ビジネスにおいて、「口コミ」はとても大きな力を持っています。
お客様との距離が近い接客業ですので、良い口コミが仕事のやりがいにもつながります。
口コミには
・友人や家族間の会話の中で生まれるリアルな口コミ
・インターネットに公開されるオンラインの口コミ
この2つがあります。
オフラインのリアルな口コミはお客様の紹介に繋がります。
スマートフォンの普及した現在は、お店を探す際はインターネット上の口コミを参考にする事がほとんどです。
しかし、いざ口コミを集めようとしても
・なかなか書いてもらえず、口コミが集まらない
・悪い口コミを恐れて声がけができない
といったケースがあります。
今回は、そんな口コミに対しての考え方や、効果的な口コミの集め方、活用の仕方について解説します。
美容室で口コミをもらう際の注意点
美容室で口コミといえば、ホットペッパーなどのクーポンサイトや口コミサイトの口コミが思い浮かびます。
いざ口コミを集めようとした時に
・キャンペーンでお客様全員に告知する
・メールやライン@で配信する
・ホットペッパーなど、他社のツールを使う
このような方法を取ってしまうことは無いでしょうか?
さらに、口コミをもらう際に「感じた事を素直に書いてください」などと伝えたり、そもそも口コミをお願いする事に抵抗があるというケースも多くあります。
小さな美容室で口コミをもらう目的は?
小さな美容室が口コミをもらうべき一番の目的は「優良顧客を集める事」です。
小人数のサロンでは、席数や求める生産性から必要な客数が決まってきます。
大手サロンのように、多くの人を集客する必要はありません。
・キャンペーンでお客様全員に告知する
・メールやライン@で配信する
・ホットペッパーなど、他社のツールを使う
このように、「ばら撒き」で口コミを集める方法よりも、「質の高い具体的な口コミ」を集める必要があります。
大手の飲食店などと違い、小さな美容室では顧客ターゲットを絞っていますので、色々なカテゴリの人から沢山の口コミをもらう必要がないという事です。
巷でよく見るような、アンケート式であったり、口コミ催促のメールは、大手のやり方です。
大手が口コミを集める目的と、小さな美容室が口コミを集める目的がそもそも大きく異なるという事になります。
口コミに限らず、「よく目にする方法」というのは大手のやり方であることが多いです。
資金力のある大手が莫大な情報量を世の中に出すので、よく目にするのは当然と言えます。
まずは大手とは違う、あなたのサロンの目的を明確にする必要があります。
口コミをスムーズにもらう方法
具体的に口コミをもらう最初のステップは「口コミをもらうお客様を決める」事です。
お店に通ってくださっている上位2割の優良顧客にお願いしましょう。
私の店舗では
①来店周期が2ヶ月以内で初回から4回以上来店している方
②施術前のウンセリングでいつも満足のコメントをしてくださる方
この2つの条件に当てはまる方にお願いするようにしています。
口コミのお礼にシャンプーなどをプレゼントするとさらに喜んでいただけます。
口コミをお願いする事に抵抗がある場合
中には、口コミをお願いする事に抵抗を感じるスタッフがいるかもしれません。
しかし
・前回のカットがすごく良かった
・いつも綺麗な髪で褒められた
・扱いやすくてとても調子が良い
カウンセリングや施術中の会話でこのような前向きなワードが出るお客様は、「感想を書いてください」というお願いに対して嫌な思いをしないはずです。
このようなお客様は、お店のファンである可能性が高いので口コミを頼んでも嫌な顔をする事はまずありません。
例えば、好きな洋服のショップに服を買い物に行った時に「今日のコーディネーとが素敵なので、ぜひ写真を撮らせてください」と声をかけられたら嬉しいはずです。
信頼関係のできているファンの客層は、口コミや写真がホームページに掲載されることを嬉しく思う方が多いです。
口コミの効果的な活用方法
店舗ごとの優良顧客の割合は顧客全体の2割といわれています。
月に100人の顧客がいるとすれば、20件の優良な口コミが集まる事になります。
口コミの形としては、手書きで書いて頂き、写真を撮らせていただくのがベストです。
もし、写真に抵抗があれば、スタッフと2人での撮影を提案してみましょう。
ポイントは、「ぜひ、一緒に写真を撮らせてください。」と伝える事です。
すると、「私でいいんですか?」と言いながらも快諾してくださる方がほとんどです。
このようにしてお客様から頂いた口コミはホームページやチラシに掲載します。
優良な口コミだけを集める理由としては、あなたのお店を利用する優良顧客と同じ属性の新規客にアプローチする為です。
その際のポイントは、個人情報に注意しながらお客様の属性を可能な限り詳細に記載する事です。
・年代
・住んでいる地域
・髪の悩み
・家族構成
・職業
など、このような属性を記載する事で、そのお客様に似た新規客にアプローチすることができます。
規模の小さいうちは信頼関係の構築を最優先
私の店舗は3席のサロンですので、エリア全体のニーズであったり、マーケティング、競合リサーチなどはそこまで必要ありません。
小規模サロンの段階では客数を多く集客する事に意識を向けるよりも、よりファンになりやすい客層と信頼関係を構築していくことがとても大事です。
実際にホームページのアクセス解析を見ても、お客様の声ページの離脱率はほぼ変動なく20%台です。
「店に通っている自分と同じ悩みを抱えた人がどんな風に感じているのか」という事への関心の高さが伺えます。
もし、口コミ集めた事がなかったり、ホットペッパーの口コミしかない状態であれば、是非取り組んでみてください。
質の良い口コミの効果はとても大きいと実感できるはずです。
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