店舗をスタッフに任せる2つのコツ
- 2025.06.30
- 美容師から経営者マインドへ
- 単価アップ, 次回予約, 独立開業, 美容室経営

現場に立つオーナーさんの中には
「ゆくゆくはスタッフメインで自分のサロンワークを減らしたい」
と、考えている方は多いかと思います。
その反面、仕組みを学び取り入れてはいるものの、
・スタッフの売上が伸びない
・スタッフが定着しない(増えない)
この様な課題が出てくる事があります。
この状況を乗り越える際には
①サロンワークを減らしたい理由が明確である事
②店舗が提供する価値の基準の置き方
この2つが重要なポイントになります。
スタッフに任せる理由
まずは、スタッフに現場を任せる理由が明確であるかどうか?です。
「成功している人の様になりたい」と思う事もありますが、この場合、その方の大変だった時期や苦労した事が過去の失敗事例の様に映ったり、今の自分が置かれている状況とマイナスな意味でリンクする事があります。
しかし、実は成功している方にとって必要なプロセスであり、目的達成の原動力になっている”成功要因”である事がほとんどです。
私自身も、4名のスタッフがほぼノータッチで売上が伸びる状況になっていますが、そのプロセス段階では5名の離職を経験しています。
スタッフに任せる場合、上手くいかない事が重なると多少モヤモヤする時期はありますが、目的がハッキリしていると疲弊したり、手が止まる事はありません。
店舗が提供する価値基準とは
次に重要なのは店舗が提供する価値基準の設定です。
これは、経営者として店舗の位置付けを落とし込む、言い換えれば割り切りにもなる部分です。
私自身も過去にありましたが、よくある思い込みとして「数字を伸ばすには自分と近い基準でなければならない」というものがあります。
この場合、マニュアル構築の際も見る目(基準)が厳しくなる事でスタッフにプレッシャーがかかり、離職の要因になることもあります。
また、
自分の能力の6割〜8割=自分の廉価版を育成する
といった視点も間違いです。
上記の共通点は、自分が基準になっている点です。
スタッフがメインの店舗はスタッフが100%の価値提供ができる形でなければ、当然お客様の支持を得る事ができません。
分かりやすい例を挙げれば
女性美容師に担当して欲しい方
→男性オーナーより女性スタッフ
→同性ならではの共感で信頼を得る
などです。
スタッフに任せる理由がある場合は自分中心の視点を外すと構築しやすくなります。
疲弊しやすい場面と対策
上記の様に、スタッフに任せる店舗にしたい場合
・その理由が明確にある事
・提供するサービスをスタッフ基準で作る
さらに、自サロンが提供できる雇用環境はどんな美容師にとって魅力があるのかを表現、発信する
↓
認識がズレていない事を確認して働いてもらう(スタッフ定着)
上記のプロセスで完成します。
途中の段階でオーナーさんが疲弊しやすい場面としてはエラーが重なり、”やってもやっても成果が出ない”と感じる時です。
例えば、
・求人が来なくてサロンワークをフルで行っている
・採用したスタッフの成果が出ず、赤字期間が長い
・スタッフとのやりとりでストレスを感じる
などのシーンが多いです。
この場合、状況を正しく認識できていない事もあれば、目指す状況が自分の中で決まっていない事もあります。
多少キツいと感じても「自分にとって必要な期間限定のプロセス」といった認識になると、その状況を抜ける為の重要タスクに集中でき、その結果、目に見えた成果として現れます。
今回の記事の内容は、客観的に文章を読めばごく当たり前の事ですが、気付かないうちに陥ってしまう事があるので注意してみて下さい。
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36歳で神奈川県から長野県松本市へ移住し美容室を開業
客単価7000円アップ、スタッフを雇用しながら7%だった次回予約を80%超えに改善。
ポータルサイトや自社サイトの集客、幹細胞培養液メニューに取り組みながら地方で強い1店舗を築く。
開業2年でコンサル活動を開始。メルマガ配信は通算400通、セミナー活動、メニュー作りサポート、個別サポートを合わせ、20サロンのサポートを行う。
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