メニュー価格を変えると告げた翌日からスタッフの行動をスムーズに変える事ができたある秘密
- 2023.02.22
- スタッフマネジメントと求人
- マネジメント, 雇用

客単価アップなどのシステム変更を実行する際に出てくる問題の一つとして、「スタッフからの反対意見」があります。
店の状況や将来のことを考えて勉強したり、その内容を実践しようとしているオーナーの思いを理解してくれるスタッフもいれば、そうでない場合もあります。
私自身も、スタッフを雇用してから価格やメニューを変えたり、次回予約制に変更したりと、何度もシステム変更をしてきました。
私がコロコロシステム変更をするので、スタッフにも戸惑いはかなりあったのではないかと思います。
しかし、うちのスタッフは反対意見を主張するような事も無く、変更を告げた翌日からスムーズに行動を切り替えてくれています。
スタッフが戸惑う理由
変化する事に対して抵抗感を示すのは人間の習性です。
システム変更することで
・失客する可能性
・仕事がしにくくなる可能性
・給料が下がってしまう可能性
・お客様からクレームを言われてしまう可能性
スタッフの頭の中でこのような事が一瞬で頭の中を駆け巡ると、抵抗感を感じるのは当然だと言えます。
システム変更が必要な理由
スタッフにはスタッフの思いがありますが、オーナーであるあなた自身にもシステム変更が必要な理由が必ずあるはずです。
私の場合は、働くスタッフが
・労働時間が8時間に収まる
・休日が年間120日取れる
・正社員でおよそ30万の安定した固定給
・時給換算で1800円の働き方
・土日も休める
このような労働環境を実現する事をテーマとしています。
本来であれば、オープンと同時にこのような環境を作り込めているのが理想的ですが、残念ながら私にはその能力が無かった為、必然的にシステム変更を繰り返す状況になりました。
度重なるシステム変更に納得してもらえた方法
私がシステム変更をする際にスタッフが行動できるように意識していることは
①システム変更の理由を明確して共有する事
②スタッフを評価する際のポイント
この2つです。
通常、店の売り上げであるとか、オーナーの目標はスタッフにとって行動のきっかけにはなりません。
私が雇用するスタッフにとっては、働動環境を整えることで、休みや家族との時間を取ることができ、さらに今まで美容師として貰ってきた給与より高い給与額を実現することが行動するための主なきっかけとなります。
現時点ではオーナーである私の目的とスタッフの目的を一致させる要素として、労働環境の整備が最適であると考えています。
その為に私が理想の環境を作り上げる為に勉強し、スタッフが理解できるように一つ一つ説明すること、そして、スタッフがそれを行う事自体が評価基準になっていくようにしています。
このスタンスをあらかじめ伝える事で、実際に行動していく上で数字が足りない場合はその都度システム変更する可能性があるというのをあらかじめ伝えているというのも納得してもらいやすい理由の一つです。
成果が出るまでの時間と労力について
とはいえ、スタッフ自身もそれまで美容師としてやってきた内容とは大きく異なる行動をしなくてはならないので、少なからず抵抗はあるはずです。
自分自身の過去を振り返っても、最終的に納得するのは実際の数字(結果)に目に見えた効果が現れた時です。
スタッフの数字(結果)が出てくるまでは口を出さず見守り、根気よく取り組む必要があります。
このように、システム変更をする事は経営者として覚悟や根気、労力が必要です。
結果がどうなるかは実行してみなくてはわかりませんので、決して楽なことではありません。
しかし、この先何年も経営していく中で、あなたの理想の経営状態を作り上げていく必要があると考えた時に、その為に今どこに時間や労力を費やすかが大きなポイントになります。
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36歳で神奈川県から長野県松本市へ移住し美容室を開業
客単価7000円アップ、スタッフを雇用しながら7%だった次回予約を80%超えに改善。
ポータルサイトや自社サイトの集客、幹細胞培養液メニューに取り組みながら地方で強い1店舗を築く。
開業2年でコンサル活動を開始。メルマガ配信は通算400通、セミナー活動、メニュー作りサポート、個別サポートを合わせ、20サロンのサポートを行う。
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