私、美容師に向いてないので


「私、美容師に向いてません。」

 

私がこの業界に入って10数年経ちますが、幾度となくこの言葉を聞いてきました。

技術練習しても上手くいかない

先輩に怒られてばかり

なかなか指名客が増えない

手荒れがひどい

など

手荒れ以外は何かしらの壁に当たった時に感じるのかなと思いますが

そう言って辞めていってしまう美容師さんもとても多いのではないかと思います。

 

かくいう私自身、「美容師になんて向いてないだろうな」と思いながらこの業界に入りました。

とても変わっています笑

 

10代の頃は全然オシャレでもなく、髪型も謎の真ん中分けで近所の床屋さんに行ってました。

恥ずかしい話ですが、私は今まで美容室に行ったことがありません。

そして何より、コミュニケーションが苦手で人としゃべるのもあまり好きではないという、どこからどう見ても美容師には不向きなパーソナリティなのです。

 

なぜ美容師に向いてないと思うのか

 

そんな私も、常に向いてないと思いながら美容師生活を送ってきました。

 

一生懸命技術を勉強して接客が苦手でも美容師ができると証明したいと思っていた時期もありましたが、やはり美容師たるもの接客が命なわけで、自分が思う程結果には繋がりませんでした。

 

そんな時、あるお客様から

 

「あなたは、喋らないのがいいのよねー」

 

という言葉を頂きました。

衝撃的です 。とにかく頑張って喋らないとダメだと思い続けてきたし、喋らないというより、ただ単に喋れなくて口数が少ないだけだったんですが

その方は商売をされていていつも疲れているので、ゆっくり本を読んで静かに過ごしたいとおっしゃっていました。

 

その事があってから、「美容師に向いていない」というのは、一般的に理想とされる美容師像と自分とのギャップを感じているという事ではないかと思う様になったのです。

 

つまり、向いてない=ある意味自分を客観視できている、もしくは客観視しようとしているという事なのではないかと考える様になりました。

 

そんな私が経営者になったわけ

 

オシャレで

お話が好きで

明るく元気で人気者

素直で先輩にも好かれ

ちょこっとおバカな愛されキャラ

センスがあり技術もすぐに上達

お客様とも楽しい会話でいつも盛り上がり

仲の良いお客様が増えて、指名客もぐんぐん増える

 

私は、こんな美容師像を思い描いていました。

恐らく、今までこの業界で誕生してきた売れっ子美容師は、最低限こんな要素を持ち合わせているのではないでしょうか。

 

私は、勝手にそんな美容師を目指していたのです。

恐らく、そこを目指している人も多いのではないでしょうか。そして、そんな売れっ子美容師に成長していく美容師さんも多いと思います。

 

私は今現在、一人でサロンワークをしていますが、店内は基本的にシーンとしています笑

相変わらず口数の少ない美容師ですが

自分を客観的に見た時に、他の美容師さんたちが目指さないカテゴリーの美容師になってみてはどうかと考えたのです。

そんな無口な美容師さんは少ないせいか、思いの外支持されています笑

 

お客様がほぼいない状態で開業し、比較的単価も高めに設定している割には数字の達成スピードもそこそこではないかと思っています。

 

従来の業界の常識とされているものにハマりすぎてしまうと、持ち合わせているせっかくの良い特徴が生かせません。

福利厚生や労働環境にしてもそうですが、従来の業界の常識の延長線状できている今、色んな問題が出てきています。

「変わってる」

と周囲に言われても、今行動が必要な時期だと感じています。

 

 

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