ドライヤーをかけると傷む、アイロンすると傷む
よくこんな話を聞きます。
結論を言うとやり過ぎは傷むけれど、正しいやり方をすればキレイに仕上がります。
ダメージとくせ毛によるバサっと感は見分けが難しく
美容師でも「傷んでますねー!!」とか言いながらくせ毛のお客様にシリコン系のトリートメントをおススメしたりしているケースもあります。
非常に残念。
まずは自分の髪の特徴を知り、有効なトリートメントを使い、正しいドライヤー、アイロン処理をする事が大事です。
さて、今回はストレートアイロン編。
このアイロン操作は、必ず乾いた髪に行います。
まず、アイロンを用意。
今は高機能なものが多く出ていますが、温度設定が細かくできるものと、アイロンスルーした時に引っかかりの無いものが良いです。
温度は160℃がベスト。
200℃以上は絶対禁止です。
温度が高ければ高いだけ熱効率が良いのでキレイに仕上がりますが、自分で操作する事を考えると180℃でもリスクが高いです。
ストレートアイロンの目的は、キレイなストレートに仕上げる事。
1、全体的に根元のボリュームを抑えるのか
2、毛先をキレイにまとめるのか
大きく分けてこの2つの目的があります。
1に関してはアイロンよりもドライヤーでの乾かし方がポイントです。
髪の毛は、水分の影響をとても受けますので
乾く過程でキレイに乾かせているかがとても大事。
根元と毛先では、圧倒的に根元の方が早く乾きます。これはどんなダメージヘアーにも言える事。
毛先の方が早く乾く事は絶対にありません。
根元のボリュームを抑えたい時、ドライヤーをかけ始めたら出来るだけ早い段階で根元を抑えましょう。特に表面と前髪は最優先です。
自宅でのアイロン、ブローの仕方その2も参考にして下さい。
※一見時間がかかりそうに見えるかもしれませんが、キレイに仕上げる事を前提にした一つの提案として参考にして頂きたいと思います。
キレイな状態で乾いたら、アイロンの出番です。
出来ればクリップを使ってブロッキングを取りましょう。
よく美容師がやっている髪を分けとってクリップでとめてるあれです。
特に根元からアイロンを入れる場合は必須。
サイド、前髪から始めましょう。
温度は160℃。
必ず毛先までスルーして下さい。
途中で止めるのはNGです。いくら160℃でも、長時間熱が加われば髪の毛の温度はどんどん上昇します。
この時、根元のボリュームがある程度抑えられていると、アイロン操作が楽です。
前髪、こめかみの生え際は薄めにブロッキングをするのがポイントです。
表面まで進んだら、毛先をまとめてスルーしましょう。しつこいですが、止めずにスルーです。
サイドが終わったら次はバック。
バックは、つむじを最初にやります。
襟足の方の根元に入れるのが難しければ、やらなくてもOK。
とりあえず、表面と毛先がまとまっていれば合格です。
毛先の方はざっくりブロック分けしてある程度まとめて毛先までスルーして下さい。
以上、動画にすればもっと簡単で分かりやすいと知りながら、わざわざ文章で説明するアイロン講座でした。
まとめ
やっぱりアイロン前のドライヤーが大事
アイロンは160℃で
毛先まで止めずにスルー
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