4月に入ったアシスタントさんも、シャンプーの練習に励んでいる頃かと思います。
ノンシリコンシャンプーという言葉をよく聞くと思いますが、シリコン、ノンシリコンの前に
シャンプー選びにおいてとても大事な事があります。
シリコンが入っているかどうかは大した問題ではありません。
洗い上がりの良し悪しを決めたり
そのシャンプーが地肌に合うか合わないかなど
「良い」シャンプーを決める上で最も大きな要素です。
界面活性剤とは
耳にしたことがあると思いますが、簡単に言うと水と油を混ぜることのできる物質です。
通常、水と油は混ざりませんが
水と油の入った容器に界面活性剤を加えると、水と油が混ざってエマルションという白濁した液体になります。
シャンプーなどのドロッとした液体は正にこのエマルション。
このエマルションは、界面活性剤の効果として「泡」が発生する特徴があります。
大事なのは界面活性剤の種類
界面活性剤にはとても沢山の種類があり
その中でも刺激の強いもの、弱いものなどそれぞれに特徴があります。
シャンプーの成分表示を見た時に、「水」の次に書かれている成分で
通常4~5種類を組み合わせてシャンプーの液体が造られています。
いつも使っているシャンプーの裏面を見てみて下さい。
「水」の次に
ラウロイル ラウリル ラウレス コカミド ココイル
などの言葉が使われていると思いますが、これらが界面活性剤です。
なぜ、界面活性剤の種類が大事なのか
食品などでもよく目にする成分表示ですが
こういった成分表示は、含まれているものの多い順に書かれています。
そうなると、シャンプーの成分として最も多いのは「水」、その次が「界面活性剤」。
その次の「~エキス」などの成分はこの2つに比べると、ほんの微量ですので
言ってしまえば、シャンプーは水と界面活性剤でできているということです。
そうなってくると、シリコンを使わない「ノンシリコン」でも
いくら良い天然植物エキスを使っていても
界面活性剤の種類が良くないものだったら、全然良いシャンプーではないのです。
値段も、高いものは比較的良い界面活性剤を使っている可能性が高いです。
あくまで可能性が高いというだけで、全てがそうではありませんが。
大まかな基準をざっくり言うと
ラウレス ラウリル 硫酸
などの言葉があると、硫酸系で刺激が強いタイプ。
ココイル コカミド ココアンホ
などの言葉があると、ヤシ、ココナッツオイル由来の比較的優しいものです。
とても沢山の分類の仕方があるので、詳しく知りたい場合はシャンプー解析サイトなどを参考にすると良いかと思います。
コメント