「最近ノンシリコンのシャンプーに変えたんですけど、ノンシリコンって良いんですか?」
お客様との会話でこの類の会話はとても多いです。
実は、この質問の裏には
「ノンシリコンが良いってよく聞くけど、実際使ってみたらバサバサするし、あまり良さが分からない」
という感想が隠れている事があります。
ノンシリコンの由来
そもそも、”ノンシリコン=良い”という法則が広まったのは
ドラッグストアなどに並んでいる商品シャンプーメーカーの宣伝効果によるものです。
実際”ノンシリコン=良い”と発信してきた美容師さんはとても少ないはず。
むしろ、「ノンシリコンが流行るずっと前からシリコン系使ってませんけど」
という美容師さんの数は比較的多いと思います。
どういう事かというと、数年前に美容業界でシリコンによる弊害が取り沙汰された時期がありました。
シリコンコーティングによって、パーマやカラーが上手く作用しないといって
「シリコン除去剤」なるものまで発売。
それ以降ですかね、「ノンシリコン」という言葉をよく聞くようになったのは。
きっとそこに着目したメーカーさんが「ノンシリコン」をキーワードにして一般向けの商品開発をしたものと思われます。
テレビや雑誌などメディアの情報発信力はとても強いですからね。
ノンシリコンが良いのではない
かく言う私も、ノンシリコンという言葉が流行る前からシリコンフリーのものを好んで使っていました。
ですので、ノンシリコンと言われても今更のような感じがしていたのですが
勘違いしやすいのは
ノンシリコン=良い
のではなく
良いシャンプー=ノンシリコンのものが多い
という事です。
この2つは全く意味合いが違います。
最近のノンシリコンブームで
ノンシリコンと明記し、確かにシリコンは使っていないけれど
良い成分は全く入っていない粗悪品も多く見かけます。
私のオススメはアミノ酸系。
アミノ酸系とは、洗浄成分(界面活性剤)にアミノ酸系のものを使用しているシャンプー。
アミノ酸自体が成分として含まれているものもあります。
界面活性剤についてはまた他の記事で触れようと思いますが
アミノ酸系の界面活性剤は刺激が少なく、マイルドな仕上がりが特徴です。
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