縮毛矯正の工程として代表的な熱処理。
アイロンを使ったりブローで伸ばしたりする、皆さんお馴染みのドライ処理と熱処理の工程です。
縮毛矯正の種類によって違いますが、今はアイロンが一般的でしょうか。ブロー矯正を売りにしているサロンもちらほら見かけますが
それぞれメリット、デメリットがあります。
アイロンのメリット、デメリット
メリット
比較的操作が簡単でツヤが出やすい
熱伝導率が良いので熱ムラが少ない
デメリット
高い温度でプレスし過ぎると、必要以上にタンパク変性を起こしてしまう
根元付近は物理的にアイロンでは伸ばせない
熱伝導率が良い事によって操作が簡単でツヤも出やすいですが、必要以上にタンパク変性を起こしてしまう事があります。
髪質診断と薬剤選定を間違えると不自然なストレートになってしまう事もあります。
ブローのメリット、デメリット
メリット
根元1cmまできっちり伸ばせる
アイロンよりタンパク変性を起こす割合が低いので比較的自然に仕上がる
デメリット
キレイにツヤを出してブローするのにある程度の経験と技術が必要
熱ムラが起こりやすい
髪質診断と薬剤選定をきちんとしていることが条件ですが、根元から毛先までとてもナチュラルなストレートに仕上げることができます。
技術的に習得に時間がかかり、熱ムラによってキレイに仕上がらないケースもあります。
最近はスタイルブローをあまりきちんとせず、ナチュラル仕上げやアイロン仕上げが多い事もあり、ブローがきっちりできない美容師さんもよく見かけます。
結局どちらが良いのか
アイロン矯正と、ブロー矯正。
結局のところどちらが良いのか・・・
ここまで説明しておきながらなんですが、どちらでもいいです。
と言うより、どちらも必要です。
メリット、デメリットで書きだした特徴を見ると
アイロンのメリットがブローのデメリットで、逆もまた然り。
アイロンなのかブローなのかよりも、それぞれの特徴を良いとこ取りする事が
最も沢山の種類のくせ毛をキレイにストレートにする方法だと考えています。
コメント
[…] (縮毛矯正について8~熱処理はアイロン?ブロー?~その1~) […]