くせ毛の原因は毛根の歪みで、くせ毛の種類も幾つかあります。
ほとんどの場合、数種類のくせ毛が混じり合っているので
波状毛の割合が多い毛
ほとんど捻転毛
少し縮毛が入ってる
など、やや曖昧な分類になってしまう事がほとんど。
しかし、縮毛矯正について1~くせ毛の原因~で少し触れた様に、縮毛矯正をベースに考えた場合は
一般的なくせ毛の分類と少し異なる分類の仕方が良いのではないかと思います。
髪が濡れている時と乾いた時の違い
濡れている時と乾いた時の状態が大きく違うのは、髪の毛の大きな特徴です。
特に縮毛矯正の場合、この特徴を利用した毛髪診断がとても重要だと思います。
この場合霧吹きなどで濡らすのではなく、シャワーでしっかり濡らします。
乾いている時のくせの状態からどう変化したでしょうか。
乾いている時と同じ様にうねりがある場合はジスルフィド結合(S-S結合)によるくせです。
乾いている時にあったうねりが無くなっている場合は水素結合によるくせです。
乾いた時に膨らんだり、雨の日などの湿気の多い時にうねりが出たりするのも水素結合によるものです。
ほとんどの髪質は、この2つが混じっている状態です。
この時点での毛髪診断のポイントとしては
乾いている状態(来店時)の髪とシャンプー台でウェットした状態の変化をよく観察して
ジスルフィド結合の割合がどのくらいか
水素結合の割合がどのくらいか
水素結合の特徴と度合い(乾いている時のくせの状態、膨らみ方やうねりの出方とウェットした時との差がどのくらいか)
この3つから薬剤選定や行程が全て決まってきます。
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[…] (くせ毛の種類と毛髪診断 参照) […]