抜け毛の種類は正常脱毛と異常脱毛の2種類に分かれます。
正常脱毛は通常のヘアサイクルで抜けるメカニズムですが、異常脱毛には複数の原因があります。
その中でも、生活習慣が原因となっている事が多いと言われています。
そもそも異常脱毛とは、円形脱毛症の様に一部分が全て抜けてしまうケースや
ヘアサイクルの中でまだ成長し続けるはずの毛髪が抜けてしまうケースの事を言います。
どちらにしても抜けてはいけない毛が抜けるので、若いうちから薄毛になったり女性でも薄毛になるケースがあります。
この異常脱毛に、生活習慣が密接に関わっているということです。
自律神経と脱毛
人間の体をコントロールしている交感神経と副交感神経を自律神経と呼びます。
交感神経
「アドレナリンが出る」という表現が使われますが、日中などの活動的な時や興奮状態の時に働きます。
心拍数の上昇
汗が多く分泌
血管の収縮
副交感神経
リラックスし、落ち着いた状態の時に働きます。
心拍数の低下
汗の分泌が少ない
血管は拡張
上記の様に交感神経と副交感神経は真逆の働きをします。
通常はこの2つがバランスを取って体を制御していますが、自分の意志でコントロール出来ないのが特徴です。
つまり、過度のストレス状態や不規則な生活を続けた場合、知らず知らずのうちに交感神経が働き続ける事になります。
現代人は交感神経が働く時間が長いと言われていますが、逆を返せば副交感神経の働く時間が短いといえます。
この状態が髪の成長や生成にとても影響してきます。
交感神経の働く時、頭皮は
緊張状態で頭皮が固くなり、血流が滞りがち
な状態になります。
そもそも毛根では血流によって髪の生成に必要な栄養素が運ばれているため、頭皮が硬くなったり、血流が滞ってしまってはダメですよね。
逆に副交感神経が働くと
頭皮が柔らかくなり、血流も良くなります。
過度のストレス状態や、不規則な生活で交感神経が働きっぱなしの状態になると、常に皮脂が多く、頭皮も固く、血行が悪い状態が続きます。
すると
栄養が届かず、バランスの崩れた毛根は働くのを辞めてしまいます。
そして
成長するはずの毛が抜け、新しい毛も作られなくなってしまいます。
これが自律神経による脱毛の仕組み。
ストレスが溜まりやすかったり、生活が不規則になりがちな時は、意識してリラックスする時間をとる事。
凝り固まった頭皮にはマッサージが有効ですので、毎日のシャンプーの時にできるだけ頭皮を動かしてマッサージする事がとても大切です。
ヘッドスパメニューはリラックスする時間とマッサージ効果の両方が得られますのでとてもオススメです。
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