夏が終わり、秋にかけて気になる抜け毛。
特にこの時期は多い傾向にあります。
そもそも、抜け毛のメカニズムとはどんなものでしょうか。
脱毛の種類には、正常脱毛と異常脱毛とがあります。
まずは、正常脱毛について簡単に解説していきます。
ヘアサイクル
髪の毛は約10万本あります。
その1本1本にサイクルがあります。
成長期(伸びる時期)
退行期(成長が止まる時期)
休止期(抜ける時期)
成長期は女性で3~7年
男性は2~4年
と言われています(数字の開きは個人差)。
どの毛髪もその期間伸び続け、それを過ぎると抜ける状態になります。
抜ける毛髪は、一日に平均で約50~100本。
そして抜けた毛穴からは、少し経つとまた新しい毛髪が生えてきます。
このヘアサイクルによるものは正常な脱毛
それ以外は異常脱毛です。
正常脱毛と異常脱毛の区別はなかなか難しいですが、抜けた毛髪の毛根が固くなっていれば正常に抜けた毛髪。
逆に抜けた毛根部分がねっとりしていて毛根が鏡などにくっつくような毛髪は異常脱毛によるものと言われています。
正常脱毛によるものでも、時期、体調、心理的なものによって抜け毛の本数は変わります。
特に生活が変わったわけでもなく、栄養も休養も取っているのに抜け毛が多い時期があります。
特に9〜11月
一日に抜ける本数は平均で50〜100本ですが、これはあくまで平均的な数字です。
もちろん個人差もありますが、時期によってもこの本数は変わります。
抜け毛の多い時期があれば、抜け毛の少ない時期も必ずあります
秋に抜け毛が多いと感じた時は、夏場の抜け毛が少なかったという事になります。
抜け毛が少ない時はあまり気付かない事が多いですが、あくまで正常脱毛の場合は抜ける本数が人によってある程度決まっている為
夏に抜けるはずの毛髪が抜けずに留まっていて、秋に一斉に抜け始める
という事も考えられます。
髪はホルモンのバランスや自律神経などが密接に関わっていますので、色々な条件の変化に対してとても敏感に反応します。
正常なサイクルの中でも抜け毛の多い時期は必ずあります。
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