根元が伸びてくるととても気になる白髪。
人に会った時に、相手の視線がおでこに向いたりすると、その瞬間にそわそわしてしまいますよね。
実は、白髪染めには種類がいくつかあります。
普段よく耳にするのは「ヘアカラー」「ヘアマニキュア」「ヘナ」の3種類です。
「白髪を染める」という目的は同じですが、それぞれ異なる特徴を持っていて、染まり方や髪への負担も様々です。
今回は、耳にする機会の多いこの3つの「白髪染め」のメリット、デメリットについて解説します。
ヘアカラー
まずは、白髪染めとして最もメジャーな「ヘアカラー」。
一般的に髪全体が均一な「ブラウン」の仕上がりになるものは「ヘアカラー」の仕組みです。
髪の内部に色を入れる仕組みで、元の地毛の色を壊してブラウンにし、白髪部分には濃いブラウンの色素を入れる事で全体の色を均一にします。
【ヘアカラーのメリット】
・イメージ通りの明るさにする事ができ、全体的に明るめの仕上がりも可能
・白髪にしっかり色が入り、色持ちが良い
・ムラのない仕上がりを維持する事ができる
【ヘアカラーのデメリット】
・髪内部に色を入れる仕組みなので、負担がかかり、傷みやすい
・頭皮がしみるなど、刺激が出る事がある
・体質に合わない場合、染料によるアレルギーが出る事がある
思った通りの明るさに仕上げる事ができたり、明るめの仕上がりにできる一方で、髪や頭皮には負担が出やすいという特徴があります。
ヘアカラーをしながらキレイな髪を維持するには、髪への負担を減らしながら施術をする事が必須と言えます。
ヘアマニキュア
最近テレビCMなどでも耳にすることが増えた「ヘアマニキュア」は、髪の表面を「コーティング」して色を付ける仕組みです。
表面に色が付く仕組みですので、白髪には色が付きますが、元々黒い地毛の部分は色が変化しません。
例えるなら、白い紙に絵の具を塗ると色が出ますが、黒い画用紙に絵の具で描いても色が見えないのと同じです。
【ヘアマニキュアのメリット】
・コーティングするだけなので髪が傷まない
・コーティングする事で逆に手触りが良くなる
・アレルギーの心配が少ない
【ヘアマニキュアのデメリット】
・地毛が明るくできないので、思った通りの明るさや色にする事が難しい
・色が抜けるのが早く、すぐに白髪が気になってくる
このように、髪や地肌への負担は少なく、ダメージの心配も少ない反面、思った通りの色に染める事ができず、色落ちも早いのが特徴です。
ヘナ
植物由来の染料が特徴の「ヘナ」は、植物の粒子が表面に付着する事で色が付く仕組みです。
「ヘナカラー」と呼ばれる事もあります。
天然のトリートメントとして古くから用いられてきた歴史もあります。
100%植物性のものもあれば、ヘアカラーと同じ”染料”が混ざったものもあります。
【ヘナのメリット】
・植物由来なので、髪や頭皮に負担が少ない
・100%植物系のものは、アレルギーの心配が少ない
【ヘナのデメリット】
・色の種類が少なく、思った通りの明るさや仕上がりにする事が難しい
【ヘナの注意点】
ヘナ本来の色は、「薄いオレンジ色」です。
100%ヘナの場合は、ヘアマニキュア同様に白髪部分に薄いオレンジ色が付き、地毛の黒い部分はほとんど色が変わりません。
ヘナの中でも「濃いブラウン」に染まるものは、ヘアカラーと同じ染料が含まれている事があります。
ヘアカラーでアレルギーが出てしまった場合は、ヘナで染める際もヘアカラーと同じ染料が使用されていないものか確認する必要があります。
白髪染めを選ぶ上で大切な事
どの白髪染めを選ぶにしても、それぞれメリットとなる事もあれば、同時にデメリットも存在します。
白髪を染めながらキレイな髪を保ち続けるには、自分に合った白髪染めを選ぶ必要がありますが、どんな事を重視するかによっても基準は変わってきます。
・印象を左右する「明るさ」や「色味」を思った通りの仕上がりにしたい
・すぐに白髪が気にならない様に「色持ち」が良い方がいい
・髪のダメージが進まない様にしたい
・明るくなくて良いので負担がかからない方が良い
このように、白髪を染めながら、他にも気にしたいポイントは様々です。
「白髪を染める」事だけを考えれば、自宅できてしまう位の手軽さも連想されがちです。
しかし、「キレイな髪を保つ」事を基準にすると、実はとても重要な「ヘアケア」の一つであり、難易度の高い技術ですので、常に状態を把握しながら施術する必要があるのです。
迷った時は担当美容師に相談すると、すぐに最適な方法が見つかりますよ。
キレイな髪を保つ事ができない場合、正しい方向性でヘアケアができていない事が原因である場合がほとんどです。
初めてご来店の際は、髪質や髪の状態を見させていただくのと同時に、これまでの施術内容や施術ペースなどを詳しく伺う時間を設けています。
まずは、今の状態からどこを改善する必要があるのか、実際に見させていただくのがベストです。
その上で、正しい施術を組み立てていくのが美髪への近道ですので、ぜひ一度ご相談ください。
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